生後間もない頃から自宅の横には工場があり、私にとって畳はとても身近な存在でした。
しかしながら、小さい頃は畳の香りがあまり好きにはなれず「なんでうちだけ、こんな匂いがするんだろう」と畳自体にも好意を示すことはありませんでした。
ある日、お客様が当時の社長(2代目)に対して、深々と頭を下げ感謝を伝えている場面を目の当たりにし、畳を作る家業を少し誇らしく感じた事を覚えています。
あの日から20年。家業を引き継ぐためだけではなく、畳自体をもっと勉強したいと思うようになり、本場京都へ修行に出ました。歴史のある畳が、なぜ生まれたのか。やはりそこには生活を守る様々な理由が存在したのです。四季に対応するため、また殺菌などの効果。追求すればするほど新たな事実を知ることになり、それからというもの、原料のイ草についても興味がわき、定期的に熊本に足を運ぶようになりました。
技術は一生伸ばし続けるものと考えています。だから今も一日一日をできるだけ畳作りに注ぎ、お客様に感動をお届けできる畳店を守り続けます。
畳に興味がある方、ぜひ当社に足をお運びください。私が知りうる全ての事をお伝えさせていただきます。 |
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福島畳店
3代目 福島 充 |
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